idea factory from newspaper 2003 11 27

外国人投資家(international investor)
 外国人の持ち株比率が高い企業に、キヤノンがあります。
キヤノンは、外国人持ち株比率は、新聞によると、47.4%です。
 しかし、キヤノンは、外国人が多いからといって、
安易に、アメリカ式の経営はしていません。
アメリカ式の経営というより、日本式の経営に近いのです。
 キヤノンは、今は好調ですが、苦しい時もありました。
しかし、終身雇用制を維持し、
不採算部門のリストラの時にも、一人の解雇者も出さず、
配置転換で乗り切りました。

バブル経済(asset-inflation economic bubble)
 中国が、景気過熱を警戒しているそうです。
ここに、一冊の本があります。
参考になるか、わかりませんが、一読の価値はあります。
「官製不況」飛岡健著 ごま書房

読書(reading)
 本屋の主人に聞いたら、最近の日本人は、本を読まなくなったそうです。
1か月に、1冊の本も読まないという日本人が多いそうです。
それどころか、1年に、1冊の本も読まないという日本人も多いそうです。
 テレビが普及する時に、
これで、日本人の知的水準が低下すると危惧した作家がいましたが、
そのとおりだと思います。
 頭がよくなる方法は、なかなか発見できません。
しかし、頭が悪くなる方法はあります。
それは、本を読まずに、1年中、テレビを見て過ごすこと。
これなら、確実に、頭が悪くなります。
 もっとも、これは、官僚が望んでいることかもしれない。
官僚のトップクラスの方が、過去に、
最近の庶民は、知恵がついてきて、
仕事がやりにくくなったという趣旨の発言をしたそうですが、
これは、失言ではなく、官僚全体の気持ちを代表しているかもしれません。
 国民が、頭が良くなると、官僚による支配が困難になってきます。
そういうわけで、「ゆとり教育」を推進したのかもしれません。
「ゆとり教育」によって、国民の学力は低下します。
その結果、日本の国力は低下します。
 こんなことを考えることも、頭が悪いことですが、
授業の量や勉強量が減って、うれしいと喜ぶ人も、頭が悪いのです。
これは、一部のエリートが支配しやすい社会になってしまうからです。
 「自分だけ頭が良くて、他の人は頭が悪い」
これが、社会を支配する上で、一番、楽な方法です。
そう考えれば、何をするか、わかりますか。
いかに、楽に社会を支配するか、そう考えます。
 何度も言いますが、こんなことを考えることも、頭が悪いことですが、
授業の量や勉強量が減って、うれしいと喜ぶ人も、頭が悪いのです。

本にも、工夫が必要です。
高齢化社会を迎える時代です。
高齢者に配慮した本作りが必要です。
それから、小さな文字よりも、大きな文字の方が、記憶に残りやすいのです。
ですから、ノートに、小さな字で書き込むよりも、大きな字で書き込んだ方が、
記憶に残るのです。
 私の高校時代の友人は、ノートに、小学生並みの大きな字を書いていました。
すぐにノートがなくなりましたが、
彼は、超一流大学に合格しました。

読書のすすめ

「眠れない夜に」
悲しく眠れない夜に、
つらく眠れない夜に、
読書は、よき眠りへと誘ってくれる。
偉人とて、
ましてや英雄とて、眠れぬ夜もあった。

良書を買っておく。
読む気がしないのは、時が満ちていないからである。
いつか、時が満ちれば、良書は、あなたを誘いにくる。
だから、良書は読まなくても、身近に置いておく。